こんにちは。
今日は梅雨の中晴れって感じで気持ちい天気です。
天気の悪い日の次に晴れるタイミングって、最高の天気になりやすいから、仕事なんかせずに何処かへ出かけたくなりますね。
今年は割と土日や休みの日に晴れる日が多かったので出かけることが多く、最近あんまり漫画読めてません。
が、先日たまたま見た「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」って言う漫画が面白かったのでご紹介したいと思います。
ハコヅメ~交番女子の逆襲~とは?
ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜を一言でまとめると「交番に勤務する元刑事課の藤部長とまだまだ新米な川合が、交番勤務でまきこまれる色々な事件、理不尽、日々の業務を、所謂熱い警察マンガとは違う視点で描いた、独特な警察漫画」と言う感じですね。
全然一言でまとめられませんでした笑
と言うのも本当に「独特」の雰囲気を持つこのマンガ。
何と本当に元警察官だった「泰三子」さんが、警察をやめて描き始めたマンガだそうです。
警察に在籍中にマンガを描いて編集部に送り、モーニングへの掲載が決まったので警察を辞めてマンガ家になったと言うなんとも変わった経歴の漫画家さん。
面白いですね。
そう言う違う職業を経験して発表すると言う点では、俳優さんなんかにも通じていて、話や空気にリアリティが出るので自分はありだと思います。
こんな感じでみんながいろんなことに気楽にチャレンジできる空気感になればいいのにって思いますね。
さて、そんな秦さんが警察の日常をマンガにしたのは、これまでに見てきた警官や刑事さんたちって、とても普通の人たちであって特別な人たちではない。
と言うことを伝えたいと言う想いからだそうです。
確かに、普段なかなか接する機会の少ない警官や刑事さん、その他警察関係者のみなさんって、どうしても威圧的で恐そうなイメージですよね。
でもこれって他の職業の人にも言えると言うか。
仕事中のプロの人たちって、やることに集中している分迂闊に声を掛け辛い雰囲気を出していたり、結果にこだわるからこそ強い口調になることもあると思います。
なので警察関係者の方々も、プライベートでは本当に普通の方たちなのでしょう。
詳しい経緯などは日経BPにインタビューが載っているのでそちらを読んでみてください。
日経にインタビューされる漫画家ってのもまた珍しくておもしろいですね。
ハコヅメ~交番女子の逆襲~の魅力って何?
ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜を読んでいて感じる魅力は、何と言っても登場人物達の会話です。
例えば単行本の1巻から抜粋するだけでも
- ね?ね?今どんな気持ち?刑事でも何でもない交番の小娘に捕まって
- 大物捕まえたら刑事かひれ伏すから大丈夫
- 子どもが好きなんて優しくてまともな女が警察官になるわけないじゃないですか
- 何かあっても遺族は大切にしてもらえるよ
- 刑事課なんて他のお役所よりリーゼント率高いだけ
- ヤクザ逮捕のニュース見た人々に「どれがヤクザ?現象」を巻き起こすのよ!
などなど、煽り系から自虐系まで思わずニヤニヤしてしまうセリフが出てきます。
こう言った際立つセリフ以外にも犯人や同僚、一般人とのやり取りなどで、ふふっと笑ってしまうようなセリフがたくさん使われているので、飽きずに楽しく読むことができます。
ハコヅメ~交番女子の逆襲~の画力ってどうなの?
画力は正直なところ上手ではないです。
が、独特の味がある絵というか、変に特定のジャンルに影響を受けすぎた絵ではなく、作者の秦さんの雰囲気が残っている部分があるので、自分は個性があって良いと思います。
また、背景なんかはアシスタント的な方に任せている部分もあるらしいんですが、全体的に見ると背景のないコマも多く。
でもそれが逆にスッキリしていてスイスイ読める良いテンポを生み出していることに繋がっているのかなと言う感じですね。
最初は好き嫌いある絵かもしれませんが、意外とすぐに慣れるし話も面白いので、そこだけで判断して読まないのは勿体無いマンガだと言えます。
ハコヅメ~交番女子の逆襲~のまとめ
と言うわけで交番女子が主人公の警察マンガ「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」は、基本は1話完結型なので途中から読んでも面白くオススメのマンガです。
すでに完結している漫画なので読み始めるにはもってこいですね。
- なかなか知ることができない警官の素の目線が見れる
- テンポがよくて読みやすい
- 藤部長と川合はカワイイ
- 登場人物が個性豊かで魅力的
- 程よい毒舌がおもしろい
- 警察の変なところだけでなく、良いところもたくさん知ることができる
と、面白いマンガなのでぜひ読んで見てください。